最近、洋服ブームが私の中で来ている…!
前回も、装いのことを書いたと思いますが、完全にわたくし、目次伸行…。洋服というかクラシックなスタイルに取り憑かれております…。ハイ…。
フェドーラハットとかカッコつけて買っちゃいましたけど、いやぁ…調子いいですよ。
ほかにもカントリーな装いのときは、ハンティング帽…と思いきや、私はへそ曲がりなので鹿撃ち帽を買ってしまいました。これもちゃんとした英国皇室御用達のジェームスロックのシロモノでして、結構いい値段したのですが、先日、高年式でめったにお目にかかれないブラウンのバブアーを購入したので、クラシック好きとしてはここまで振り切ってみたい!という思いで購入しました。
さすがにニッカボッカーズを買うつもりはありませんが、靴はトリッカーズの上はバブアーで鹿撃ち帽子、シャツはできればコーデュロイのセミワイドカラーシャツにネクタイを着用すれば、完全に英国ジェントルメンのハンティング時の装い…。
私はまだ、ジェントルメンではないのは承知していますし、私が住んでいる海老名市駅付近はそれなりに栄えていますが、都会というほどでもない。
つまり、バブアーや鹿撃ち帽を着るほどカントリーというわけでもないのです笑
なお、バブアーの歴史をたどると、もともとバブアーは漁師のための機能性防寒防風着でしたが、いちおう、英国皇室御用達のロイヤルワラントを授かったときには、ハンティングウェアとして用いられていたようです。
もう少し詳しい流れをとても雑に書くと、漁師のための防寒着⇢バイクレーサーの防風着⇢アウトドア・フィールドウェア
という流れみたいです。つまりは、ドレス要素はまったくないので、バブアーにジャケットに合わせるのは完全に用途として間違っているのでやめましょう。
話がそれるのですが、ボタンダウンシャツにネクタイはNGとかいう馬鹿げた話があるようです。しかし、そんなのがダメならバブアーにジャケットはもっともっとNGです!
しかし、前者はだめでも後者はどうしてダメなの?とちゃんとジャケットの着丈よりながければいいでしょう?と思われるかもしれません。
ですが、発祥もとではカジュアルとドレスはかなり厳格にわけています。
ところが日本人はルーツや外国の伝統を無視する傾向があると言われています。これは正直良くない傾向だなとおもっています。
ちなみにボタンダウンシャツはブルックスブラーズがそもそもネクタイ着用前提で作ったシャツになります。したがって英国式スーツはNGというのは合っていますが、アメリカスーツのナチュラルショルダーのスーツではむしろ合わせるべきです。あとは、アメリカのブレザーでしょうか。
しかし、現在殆どのスーツ屋さんで売っているスーツなんかは、英国式の肩が張っておりドレープが効いているような逆三角形のシルエットのスーツなんていうものは存在しておらず、スーツなんとかニーとかセレクトやら、青い山とかのスーツをみたら分かる通り、ほとんどがナチュラルショルダー寄りのシルエットです。
このシルエットじたいイギリスの伝統的なスーツをカジュアルなものしたものです。
つまり、基本的にイギリス伝統ブランドのスーツやスリーピースで無ければ、着用したって何ら問題は無いことになります。
スーツ系youtuberの殆どが脳死でとにかくボタンダウンシャツにネクタイはダメといっているので、個人的には本気で良くないというか有り体に言えばクソだとおもっています。
そろそろ個人的な装いについて書いてみましょう!
カジュアルよりもドレス寄りのほうが考える必要がないので、ジャケパンがベスト!
じつは、カジュアルというのは対義語のドレスと違って無数に組み合わせがあり難しいです。ジャケパンに革靴というだけではあとは色味さえ気をつければそれだけでコーディネートが完成するからです。
なので、何も考えたくない人ほど、ジャケパンというのは非常に洋服選びは楽になります。
まず、ジャケットとトラウザーズの色は同じトーンのネイビーとグレーの組み合わせがあれば絶対に間違えることはありません。
しかし、それだけだとなんだか物足りない…と思うかもしれません。
その場合は、プリンス・オブ・ウェールズ(グレンチェック)を選ぶと吉です。
しかし、正真正銘のグレンチェックに青のペーンがかかったプリンス・オブ・ウェールズだけにしてください。グレンチェックなら何でもいいわけではないので、そこは気をつけましょう!あと、青のペーンのトーンには注意してくださいね。
疲れないの実はカジュアルよりもジャケパンやスーツ
それも実は身体のことを考えるとカジュアルというのは身体に合って作られることがないので、意外かもしれませんが、身体に沿うように作ったジャケットというのは見た目は堅苦しいかもしれませんが、身体の負担はカジュアルなアイテムよりも少ないです。
私はビスポークでつくったことはありませんが、それなりに肩幅をあわせたジャケットを1日中きてても肩がこることはありません。
一方で、3サイズ展開のカジュアル製品はこの時期になると、重量が出てきます。体に合ってないまま重量だけが増加していくので、冬になればなるほど、ジャケパンとカジュアルの身体の負担というのは逆転していきます。
なお、伝統的な英国式スーツで特にクラシックスーツを謳うところでオーダーをすると、姿勢よくなり、普段カジュアルな洋服を来ているとダラーンとしているがゆえに普段使わない筋肉を使うので、健康的なのはそのようなスーツを着ることです。
実はカジュアル化するというのは姿勢を正さなくなるので、長期的な目線でみれば、健康面な意味でもカジュアルとドレスは逆転しますので、ぜひとも肩パットが入ってドレープの効いたジャケットをイージーオーダーでも良いので作ってもらうとよいかと思います。
その際のフレアはきかせてもらって、着丈もおしりがしっかり隠れる長さをおすすめします!なぜなら、おしりは紳士として本来は見せるべきではないところです(なので燕尾服など格式の高いジャケットはお尻がやたら長いのです。一般的なスーツも準礼装ですから礼装の部類に入っています。ですからおしりは出さない方が良いに決まっています。
ただ、ジャケットというのはもう少しカジュアルなんだから良いじゃん!とおもうかもしれませんが、ここを長くするだけで、エレガントに見えるのです。
トラウザーズのおすすめはズバリNEAT
ジャケパンスタイルのトラウザーズ(スラックス)のゴールはNEATがベストだと思います。
理由は股上が非常に深いので、お腹の脂肪をズボンの上に載せない=スタイルがよく見える。のです。
最近は、股上が非常に浅いトラウザーズが非常に多く、ベルトの上に脂肪のついたウエストが乗っている。
つまり、おれの出たウエストを見てくれ!!ボヨンというズボンが多いです。
というのも、中途半端に股上をあげると、今度はその脂肪がついたウエストが邪魔をして苦しくなります。
これを解消してくれたのが股上が非常に深いNEATのトラウザーズです。
特に、イギリス式のジャケットとの相性は抜群です!
イタリア式のジャケットですと、ちょっとおしりの部分を細くするお直しをしたほうがよりベターかもしれませんが、どちらかというと、大抵の人はジャケットを着るのが12~15度くらいでそれ以上だと暑いと思い着ないと思うので、気にしなくてよいかと思います。
ぜひNEATのトラウザーズを着用してみてください。
あまりにも深い股上ですこしお腹が出ている中年の私たちにはそれを隠せるので、お腹を隠せて足も長く見えますから!
靴は革靴で足先までしっかり革を使っているモノがおすすめです。
私は英国靴はトリッカーズとグレンソンでゴールにしました。
グレンソンのフルブローグ内羽根とトリッカーズのフルブローグ外羽根(バートンとストウ)これは完全に私の体型と見た目がマッチしているからです。
基本的に、私はスクエアよりのつま先よりも丸いほうが好みですので、グレンソンとトリッカーズになりました。あとは何かとトゥがしかくいのです。
そして、イタリアの軽快なジャケパンスタイルの場合の靴はまだ決め倦ねています…。
サントーニを今のところ履いていますが、トゥの長さが気になっています。
軽快なイタリアファッションというと、トラウザーズの裾幅が狭く大体18cmほどが今も昔も多いので、もう少しトゥの短い靴がいいなとおもって現在探しています。
なんとなくエンツォボナフェやロブスなんかどうかなぁなんて思っています。
またデザインはホールカットが良いと思っています。飾りが一切ないあのホールカットです。
真夏は遊びココロで白のシボ革ローファーが一足あればよいでしょう。
仕事の場合は、スーツしかダメならパンチドキャップトゥがベストアンサーです。営業マンで靴を脱ぐことがある場合と飲み会がある日はレイジーマンシューズが良いでしょう。靴紐をほどかず羽根を広げず脱げる靴というのはサイズが大きいので、身体を悪くします。
なぜか日本人というのは、仕事のモノは安く済ませてしまおうと考えがちですが、それは汚れる仕事で物流業界や現場仕事だけが許される特権です!あとの背広組は衣類や靴にお金をつかって身体の筋肉をしっかりと衣類でつけて、姿勢を正しくして疲れないようにするべきです。
私達の年齢の場合は黒のストレートチップは絶対に2足は持っていてください。
部下の結婚式結婚式用には光沢が多少あり清潔感を出しましょう。
一方で、葬式には光沢が一切ないものがルールみたいなものです、とくにお葬式の場合は人の命が関わっていますから、ぜったいに弁えるべきだと私は思っています。そのへんの常識がない人が普通に金物のついたモンクストラップを履いたりしていますが、本をちゃんと読めよといいたいですね。
ざっくり書きましたが思ったよりまとまってもないし、たんなる長文になってしまった笑
とまぁ、まとめると、源流とルーツを知り、常識をもった洋服を着ると良い!ということです。
ルールがなくなり、フリーになりすぎると秩序がめちゃくちゃになると同じで、カジュアルしすぎると筋力の歪みも出てきたりしますから、私はカジュアル化に落ちきった今こそしっかりした装いをしたほうが、プラスに成ることが多いとおもいますからおすすめです。
